映画のパンフレット

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2016年6月

2016年6月 8日 (水)

探偵ミタライの事件簿 星籠(せいろ)の海

【解 説】

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脳科学者でもあり、和製シャーロック・ホームズとも称される名探偵・御手洗(みたらい)潔(きよし)が登場するミステリの映画化。

名探偵・御手洗潔は、日本を代表する本格ミステリーの巨匠・島田荘司が、1981年に発表したデビュー作『占星術殺人事件』で初登場し、「御手洗潔シリーズ」は、総部数550万部を更新し続けている、大人気シリーズである。

その49作目の『星籠の海』(講談社刊)は、上下巻866ページからなる大冊。その面白さを損なうことなく、映画オリジナルのキャラクターも投入して、大胆な脚本化を施した映画が本作・『探偵ミタライの事件簿 星籠の海』である。

監督は「相棒」シリーズの和泉聖治。
主人公の御手洗潔に玉木宏が扮し、映画オリジナルキャラクターで、ヒロインとなる小川みゆき役で広瀬アリスが共演している。

【あらすじ】

物語は、瀬戸内海・愛媛県の小さな島に、身元不明の死体が半年間で6体流れ着くという難事件で幕を開ける。この事件に興味を持ち、御手洗はさっそく現地に飛ぶ。

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福山で捨てられた死体が、瀬戸内の複雑な海流で、この入江に流れ着いたことを突き止めた御手洗は、福山へ移動する。

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すると、外国人女性の変死体や、口と目を縫い合わされた居比夫婦が赤子を殺され滝つぼで発見されるなど、奇妙な事件が立て続けに発生する。

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一方、福山市立大学准教授の滝沢加奈子は、近年発見された福山藩主・阿部正弘に関する新資料の古文書に記されていた「星籠(せいろ)」について調べ始めた頃から、身の回りで不穏な出来事が起こるようになった。

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ある日、帰宅途中の加奈子が東南アジア系外国人集団に襲われた事がきっかけで、御手洗たちは「星籠」の謎までも追う事となっていく。

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御手洗の超人的な推理により、一見何の関連もないように見えるこれらの出来事が複雑に絡み合っており、次第にその奥に潜む容疑者が浮かび上がってくる。

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果たして時計仕掛けの海を舞台に起きた3つの事件の真相と、幕末の歴史に隠された「星籠」の謎とは?

【映画に登場する三つの事件】

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【感 想】

TVドラマ「天才探偵ミタライ~難解事件ファイル」で、玉木宏さんが「御手洗潔(みたらいきよし)」役として登場しました。

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本での私のイメージ(デビュー作「占星術殺人事件」で感じた変人・奇人)とは、ちょっと違いますが、なかなか素敵な御手洗潔を演じていました。
「御手洗潔シリーズ」では、ワトソン役として、「石岡和己」と言う人物が必ず登場しますが、テレビではKinKi Kidsの堂本光一君でした。
ところが今回は、どういった事情なのか(詮索はしないでおきましょう)、石岡和己は登場せず、助手として、広瀬アリスさん演じる、小川みゆきという女性がキャスティングされています。

この女性のキャラが、なぜが気に入りません。いわゆる「ウザイ」のです。最初から最後まで、これが一番気になっていました。
ちなみに、石岡和己は映画の中では、電話の声のみで登場しますが、エンドロールを観ると、その声は堂本光一君じゃありませんでした。

さて、話としては、いくつかの事件が、幕末の歴史に隠された「星籠(せいろ)」の謎に繋がって行くという流れなんですが、原作の前半部分を大幅にカットして、瀬戸内海での出来事を中心に話が進められているので、そのために話の展開のテンポも良く、わかりやすいストーリーになって居ました。

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映画の中で、いくつかの謎が提供されますが、これまでのミステリ映画と比べてしまうと、ちょっと違うところがあります。
というのは、これまでの多くの探偵たちは、次から次へと起こる事件を後から追いかけていき、犯行が全部終わってしまってから犯人を指摘する・・・と言った展開ですが、この映画の御手洗潔は、起こった事件を観察して、先回りして次の事件を未然に防ぎ、犯人を待ち受けるといった事をします。

つまり、謎めいた事件は提示されますが、提示された時点で、御手洗潔にとっては、謎ではなくなって居ると言う事です。
そのために、ミステリというよりは(原作でも感じた事ですが)、サスペンス物を観ているようでした。

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しかしながら、複数の事件が一つに繋がり、また戦国時代の水軍の話から、幕末のペリー来航に繋がる歴史ロマンも楽しめたのは、原作の持つ面白さを生かしながら、映画として上手くまとめられたのではないでしょうか?
でも、猛スピードのオートバイで転んだのに、あれだけの怪我しか無かったのかとか、人の家に鍵も無いのにどうして侵入できたのかとか、犯人が犯行の露見する方向になぜ逃げるの・・・と言ったツッコミどころはたくさんありますが、それなりに退屈しないで観ることが出来ました。

ただ、ラストの崖っぷちのシーンは、テレビの二時間ドラマじゃ無いので、辞めて欲しかったですが・・・(笑)

【キャスト】

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玉木宏/御手洗潔
広瀬アリス/小川みゆき
石田ひかり/滝沢加奈子
要潤/小坂井准一
谷村美月/辰見洋子
小倉久寛/黒田優作
吉田栄作/槙田邦彦
寺脇康文/夏島健二
神尾佑/居比修三
今野麻美/居比篤子
螢雪次朗/富永幸平
金児憲史/北王子
品川徹/怱那鷹光
片桐竜次/春山誠治
渡辺邦斗/三橋博之
寺井文孝/須藤淳平

【スタッフ】

監督/和泉聖治
原作/島田荘司
脚本/中西健二、長谷川康夫
音楽/岩代太郎

=6月11日追加=

eoblog 「みんなのブログ 映画」で・・・(Part31)

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Blog記事ランキングで、「探偵ミタライの事件簿 星籠(せいろ)の海」が、「映画の部」の一位になりました

たくさんの方に見ていただき、ありがとうございます。

2016年6月 2日 (木)

「安達ヶ原の鬼密室」歌野晶午

【内 容】

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太平洋戦争末期、疎開先から逃げ出した梶原兵吾少年は、一人の老婆が留守を預かる不思議な屋敷で宿を借りることに。
その夜、二階の窓には恐ろしい“鬼”の姿が…。
やがて、虎の像にくわえられた死体が見つかり、屋敷に逗留していた者は次々に異様な死を遂げたー(「安達ヶ原の鬼密室」)。

いくつもの謎と物語が交差する、著者ならではの仕掛け満載、興奮必至の傑作ミステリー!

【目 次】

「こうへいくんとナノレンジャーきゅうしゅつだいさくせん」
「The Ripper with Edouard-メキシコ湾岸の切り裂き魔」
「安達ヶ原の鬼密室」
「The Ripper with Edouard-五つ数えろ!」
「こうへいくんとナノレンジャーきゅうしゅつだいさくせん(つづき)」

【感 想】

新書で出版されたとき購入しようと思って居ましたが、ちょっと立ち読みしてみれば、何か変な感じの話だなと言うことで、その時はスルーしましたが、またまた文庫になったのが本屋さんの平台に積んであったので、手に取ってみました。

購入する前は長編だと思って居ましたが、三つの全く違う話が並んでいます。
何かの関連があるのかと思いながら読んでいましたが、全く別の話のようです。ネタバレになるかも知れませんが、使われているトリックが同じだと言うことのみが共通項です。

でも、「安達ヶ原の鬼密室」以外の話は、全く面白くありませんでした。なぜこういう構成にしたのか、よくわかりません。「安達ヶ原の鬼密室」だけをもう少し引き延ばせば、読者の評価も上がったのでは無いでしょうか?
これから読もうとされる方は、前の2話は飛ばしてしまって、「安達ヶ原の鬼密室」を先に読まれることをオススメします。

と言う事で、「安達ヶ原の鬼密室」ですが、終戦間際に、少年が体験したという事件が語られます。
ところが、事実関係の記述が曖昧な上に、現在(50年後)ではその少年は記憶障害となっており、事実関係を確認する手立てがないというなかで、当時起こった事件の謎を解いていくと言う不可解な事件です。
ただ、話としてはそれなりに面白かったのですが、つまらない全2作を読まされている事もあって、イマイチ乗れませんでした。
トリックも、あまりにも現実的ではありませんので、あまりオススメできる内容ではありませんが、実験的な試みは、面白いのかも知れません。

☆☆★★★(50点満点で、☆…10点 ★…2点です)

2016年6月 1日 (水)

殿、利息でござる!

【解 説】

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「武士の家計簿」で知られる歴史家・磯田道史による評伝「無私の日本人」に収録されている一編「穀田屋十三郎」を映画化。

物語の舞台となる仙台出身のフィギュアスケート選手・羽生結弦が、仙台藩の第7代藩主・伊達重村役で映画に初出演を果たした。
「白ゆき姫殺人事件」「ゴールデンスランバー」の中村義洋監督がメガホンをとり、時代劇に本格初挑戦。

江戸時代中期の仙台藩吉岡宿が舞台の実話で、年貢の取り立てや労役で疲弊した宿場町を救うため、藩に金を貸して毎年の利息を地域の住民に配る「宿場救済計画」に尽力する人々の姿を描く。

町の行く末を案じる主人公を、時代劇では初主演となる阿部サダヲほか、瑛太、妻夫木聡、竹内結子、松田龍平という実力派が出演している。
上映時間 129分

【あらすじ】

江戸中期、財政の逼迫(ひっぱく)した仙台藩が領民へ重税を課したことで、破産や夜逃げが続出していた。

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寂れ果てた小さな宿場町の吉岡宿でも、年貢の取り立てや労役で人々が困窮し、造り酒屋を営む穀田屋十三郎(阿部サダヲ)は、町の行く末を案じていた。

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そんなある日、十三郎は、町一番の知恵者である茶師・菅原屋篤平治(瑛太) から、藩に大金を貸し付けて、毎年の利息を住民に配るという、宿場復興のための秘策を打ち明けられる。

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計画が明るみになれば打ち首は免れないが、それでも十三郎と仲間たちは、町を守るために私財を投げ打ち、計画を進める。

【背 景】

=吉岡宿の様子=

吉岡宿の人たちは、藩から伝馬役(てんまやく)と言う使命を負っていたそうです。
仙台藩の物資をとなりの宿場から受け取り、次の宿場に運ぶという役目です。
ところが、吉岡宿は仙台藩の直轄領では無かったので、藩からの助成金は全くなく、それらすべての運営と経費の負担は、宿場の住民が負うと言う事になって居たようです。
通常の重い税以外に、労役などで持ち出す額が多かったので、重税に耐えかねて町を出る住民が増えるばかりだったということです。

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=仙台藩では・・・=

「従四位の下」の官位を欲しいがために、江戸の老中らに多額の賄賂(5万両)を送ったり、幕府の工事(20万両)を自ら買って出る藩主に頭を痛めており、藩自体がどうしようも無い金欠に陥っていました。

藩の財政担当である出入司(しゅつにゅうつかさ)からは、「農民から、搾り取れるだけ、搾り取れ」との指令が出るほどに、困窮していたようです。

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【感 想】

原作が、歴史学者・磯田道史さんだと言うことと、スケートの羽生結弦君が、お殿様役で登場するというので、楽しみに観に行きましたが、事前に、内容については、全く知りませんでした。
タイトルから受けるイメージからは、『お殿様にお金を貸して、利息を取り立てるのに苦労した話』かと思って居ましたが、財政が逼迫(ひっぱく)した藩にお金を貸し、利息を取るために、その元手となるお金を集める算段の話でした。

この映画では、ナレーションで、時代の背景や仙台藩と吉岡宿の様子が詳しく説明されていましたので、すんなりと話に入ることが出来たのは良かったです。
吉岡宿の住民の間には、肝煎(きもいり)と呼ばれる庄屋のような存在があり、またその上には大肝煎(おおきもいり)と言った世襲制の役職もあるので、農民の間にも身分制がキチンと引かれていたことが理解できました。
農民では、大肝煎だけが雨の日に傘を射しても良いという、理不尽な事が当たり前に受け居られていた時代なんですね。

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映画では、1000両(現在の価値で三億円)という金額を、足かけ八年をかけて用意をする住民たちの様子を中心に据え、それを藩に貸し付けるために、大肝煎や吉岡宿を担当する代官が奮闘する様子などが語られます。
特に、お金を工面するのに奔走した9人と、それを取り巻く人々の様子が、しっかり描かれているのに感心しました。

一人一人の特徴を上手く引き出して、それぞれが印象に残る人物に描かれており、俳優さんたちも見事に演じています。
少ないセリフの人物にも、印象に残るセリフを語らせているのは、脚本家の上手いところです。

また、吉岡宿の住民からの借り入れを受け入れる、代官や藩の財政担当の苦悩ぶりが、良く伝わってきます。
一度は、吉岡宿からの嘆願を却下しますが、再度の嘆願の際に代官から、お金を集める住民たちの苦労を聞かされた出入司が、借金を受け入れを許可する所は、とても興味深いです。

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ところで、ミステリなどを読んでいると、良い人だと思われていた人が、実は悪人だったりすることが良くあります。
ミステリでは、犯人が最初からそれらしい人物だったら、すぐにわかってしまうので、仮面をかぶった人物を描いていきますが、現実に、良い人を演じる事はそれ程難しくはなさそうです。

ところがその逆に、話の発端では悪人だと思われていた人物が、本当は心の優しい人だったと言う事が、後になってわかるという話は、芝居などでは、人情話として良くあります。
以前、藤山寛美さんの松竹新喜劇でも、その手法がよく使われ、笑いの中に泣きを織り込んだ芝居に仕上げているのを見た記憶があります。
でも、現実問題として、本当は良い人なのに、周りの人たちから悪人に見られると言う事は、まず無いですね。
一人二人はだませても、世間をだますことは難しいのかも知れません。

閑話休題。

吉岡宿の大肝煎に依頼された代官より、「住民たちが、苦心して集めた1000両分の銭・五千貫文を借りて欲しい」との嘆願書が出ますが、出入司は即、却下との判断を下す・・・とここまで書きました。
もっとも、私が藩の財政担当者だとしても、却下するのは当たり前のことです。
25万両の借金があるのに、1000両ほどを借り入れられたとしても、焼け石に水ではないでしょうか?

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ところが、再度の嘆願で、代官より金銭を集める住民たちの苦労を聞いた出入司は、小判にて1000両献上せよとの許可を出します。
小判にするには、寛永通宝であと八百貫文足りない事になりますが、それでも、住民からの借財を受け入れたと言う事です。
しかしながら、残りの八百貫文も、四苦八苦しながらもなんとかかき集め、小判で1000両を作り、藩に貸し付けることになります。

この辺から、ちょっと訳がわからなくなってきました。
なぜ、藩の財政担当者・出入司は、1000両ほどの借財を受け入れたのでしょうか?
しかも、利息の他に、9人に褒美として、出入司の私邸にて賞金(全部で20両ほど)まで与えると言うでは無いですか。

褒美を受け取る場面では、出入司が直接、賞金を渡していますが、人数が一人足りません。
「あと一人はどうした。」
「目が悪いので、歩いて来られませんでした」
「ならば、馬か籠で来れば良いでは無いか」
「子どもの頃より『人は、馬の背に乗ってはならぬ。人は、人の背で担ぐ籠に乗ってはならぬ』との、父の教えを守って居ります」
「この藩で、一番籠に乗っているお方はどなただと心得て居るのじゃ?」

答えはもちろん「お殿様」と言う事なのでしょうが、この場でそういうことを言えば、即打ち首かも知れません。
でも、恐縮して黙って頭を下げていると、苦虫を潰したような顔で、出入司が去って行きます。
今で言えば、不敬罪にあたるような発言なのでしょうが、この件については一切のお咎めも無く、賞金もそのまま持ち帰り、吉岡宿の住民に分け与えたと言う事です。

ますます、私の頭が混乱してきました。
映画の作りがいい加減なのか、何かウラがあるのか・・・と、考えながら見ていましたが、その次のシーンで、突然、羽生君扮するお殿様の登場です。

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造り酒屋の家に皆が集まっているところへ、突然、仙台藩の藩主・伊達重村がやってきました。
藩主の耳に、節約の末に金銭を集めたと言う事が聞こえたのか、
「予も、皆を見習って、倹約をせねばのう・・・」
筆を取り、半紙3枚に「春風」「寒月」「霜夜」と書き
「酒銘にせよ」
そう言って帰って行きます。
「今日は、馬も籠も使わぬ。歩いて帰る」
ゲスト出演の羽生君ですが、重要な役柄ですね。
このシーンで、藩の財政担当者・出入司の、あの苦虫を潰したような顔を思い出し、一人納得です。

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権力に流され、長いものに巻かれるのが日本人だとすれば、自分の欲を捨て、他人のために何かをなしたいと思うのも日本人です。
江戸中期に、町の存続を図るため、無私の想いを貫いた農民たちの姿を描いた話しですが、この映画の主役・穀田屋十三郎は、遺言で、
「誇ることをせず、何の栄誉も受けとらず、子孫には、先祖が偉いことをしたと言ってはならない」と、戒めたということです。

このため、これまで子孫は多くを語らず、この吉岡宿の出来事は、後世に広く語り継がれることもなかったと、ナレーションで語られ、映画は幕を閉じました。

エンドロールでは、RCサクセションの「上を向いて歩こう」が流れてきました。この映画にぴったりの音楽です。
忌野清志郎さんの懐かしい歌声を聞きながら、最後までゆったりと座ってエンドロールを眺めて居ました。

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【キャスト】

穀田屋十三郎(阿部サダヲ)/造り酒屋
菅原屋篤平治(瑛太) /茶師
浅野屋甚内(妻夫木聡) /造り酒屋、質屋 十三郎とは兄弟
とき(竹内結子)/煮売り屋
千坂仲内(千葉雄大)/大肝煎
きよ(草笛光子)/十三郎、甚内の母
先代・浅野屋甚内(山崎努 )/十三郎、甚内の父
加代(岩田華怜)/穀田屋十三郎の子
穀田屋音右衛門(重岡大毅)/穀田屋十三郎の子
なつ(山本舞香)/菅原屋篤平治の妻

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遠藤幾右衛門(寺脇康文) /肝煎
穀田屋十兵衛(きたろう) /味噌屋 十三郎の叔父。
早坂屋新四郎(橋本一郎)/雑穀屋
穀田屋善八(中本賢) /小間物屋
遠藤寿内(西村雅彦) /両替屋

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伊達重村(羽生結弦)/仙台藩 第7代藩主
萱場杢(松田龍平)/出入司、藩の財政担当
橋本権右衛門(堀部圭亮)/代官

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【スタッフ】

監督 中村義洋
原作 磯田道史
脚本 中村義洋 鈴木謙一
製作総指揮 大角正 両角晃一
プロデューサー池田史嗣 三好英明 鎌田恒幹
撮影 沖村志宏
主題歌 RCサクセション
ナレーション 濱田岳

=6月7日追加=

eoblog 「みんなのブログ 映画」で・・・(Part30)

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