SPACE BATTLESHIP ヤマト
「宇宙戦艦ヤマト」は、これまで何度もアニメで放映されたにもかかわらず、テレビでも映画でも観たことがありません。
主題歌はよく知っていますが、その歌詞に歌われていること以外、どんな話なのか、ほとんど知りませんでした。
この映画は、主演が木村拓哉と言うことなので、彼をメインにして作られた映画なんでしょう。
ハリウッドでも、J・ウェインやS・マックイーンなど、スターのための映画が何本も作られていますが、スターを中心にした台本を書き、演技力のある俳優陣がまわりを固めるといった作り方をしています。
スターには、演技力など必要ありません。存在感さえあれば良いのです。
さて、その存在感が、木村拓哉にあるのか・・・と言うところが楽しみです。
アニメ作品『宇宙戦艦ヤマト』の初の実写版映画である。
キャッチコピーは
「必ず、生きて還る。」
地球からはるか彼方のイスカンダル星を目指し、古代進ら宇宙戦艦ヤマトの乗組員たちが戦いの旅を繰り広げ、人類を救うため宇宙に旅立った乗組員たちの苦闘を描く。
監督は、『ALWAYS 三丁目の夕日』の山崎貴。
主人公の古代進を木村拓哉、女性パイロットの森雪を黒木メイサが演じる。
【あらすじ】
2194年、外宇宙に現れた正体不明の敵ガミラスが、地球に向けて攻撃を始める。
人類は各国の全戦力を結集して対抗するが、全軍壊滅。
ガミラスは遊星爆弾を投下し、人類の大半を死滅させる。
それから5年後、遊星爆弾によって放射能汚染された地上を離れ、わずかに生き残った人類は地下での暮らしを余儀なくされていた。
そんななか、かつてのエースパイロット古代進(木村拓哉)は、ガミラスの攻撃で家族を失った悲しみから軍を退き、失意の日々を送っていた。
ある日、地球に通信カプセルが落下する。それは、14万8千光年先にある惑星イスカンダルからのものだった。
その情報によってイスカンダルには放射能を除去できる装置があることを知った人類は、イスカンダルの高い科学技術が産み出した波動エンジンを搭載し、宇宙戦艦ヤマトを建造する。
兄・守(堤真一)の戦死を知り、戦場への帰還を志願した進は、戦闘班班長としてヤマトに乗り込み、守を見殺しにした沖田十三艦長(山崎努)に憎しみをぶつける。
一方、ヤマトに搭載されている最新鋭の宇宙戦闘機コスモタイガーのパイロット・ブラックタイガー隊のエース森雪(黒木メイサ)は、古代が上官に任命されたことを不満に思っていた。
彼らを乗せたヤマトが、地球を旅立つときがきた。ヤマトを発進させるエネルギーは膨大で、地球を監視するガミラス偵察艦隊に発見されないはずがない。
ヤマトは出撃と同時に、ガミラスとの戦いに突入する。また、人類に残された1年以内に、銀河の彼方にあるイスカンダルへ往復するには、ワープ航法が欠かせなかった。
波動エンジンはワープ航法を可能にしたが、人間の体がワープに耐えられるかは未知だった。
【感 想】
木村拓哉がかっこよく撮れていたら、この映画は上出来だと思いながら観ましたが、なかなかどうして、面白かったです。
黒木メイサが、同僚のパイロットをKOしてしまうシーンは、ちょっとやり過ぎですが、何分かごとにハラハラドキドキするシーンがあり、ワクワクしながら楽しめました。また、脇を固めている俳優陣の演技もすばらしく、太陽系から離れて地球と連絡が取れなくなる場面では、テレビ電話で訴えている母親(藤田弓子)と息子の1分間の名演技に、少しだけしんみりしました。
でも、200年ほどの未来の話なのに、今と同じようなAEDが出てきたり、地球規模の話になっているのに、イスカンダルに向かうという緊急記者会見は、日本人に向けてのもの(生き残ったのは日本人だけだったのかな?)だったりと、その他いろいろおかしなところもありますが、ヤマトがイスカンダルから地球に帰ってくる最後のワープをするシーンまでの、約2時間は楽しく観ていました。
ところが、地球が見えて、交信をしているときに突然の爆撃があり、ヤマトはほぼ壊滅状態になりますが、敵艦の察知が出来ないのはおかしいし、古代進が一人で残る決心をしたあと、どれだけの時間をかけて、森雪との別れを惜しんでいるんだ・・・と、ちょっとイライラして観てしまいました。
最後のシーンで、緑が戻った大地に森雪が現れ、その後に彼女の子どもが出てきますが、あの子どもは、古代進の子どもなんでしょうか?
それならそれで、それを暗示するシーンがあっても良さそうですが・・・。
ベクレルやシーベルトという単位にも馴染んでしまった今の日本にこそ、あの「放射能除去装置」がほしいですね。
古代進 - 木村拓哉
沖田十三 - 山崎努
島大介 - 緒形直人
真田志郎 - 柳葉敏郎
相原 - マイコ
南部康雄 - 矢柴俊博
太田 - 大和田健介
森雪 - 黒木メイサ
加藤 - 波岡一喜
山本 - 斎藤工
古屋 - 三浦貴大
斉藤始 - 池内博之
佐渡先生 - 高島礼子
徳川彦左衛門 - 西田敏行
安藤 - 浅利陽介
アナライザー - 緒方賢一(声)
藤堂平九郎 - 橋爪功
古代守 - 堤真一
地下都市で古代進と同室の男 - 田中要次
イスカンダル - 上田みゆき(声)
ナレーション - ささきいさお
【スタッフ】
原作 - 西崎義展
監督・VFX - 山崎貴
脚本 - 佐藤嗣麻子
音楽 - 佐藤直紀
(原曲 - 宮川泰「宇宙戦艦ヤマト」「無限に広がる大宇宙」)
私はもちろん「ヤマト」世代ではありません。
しかし、「ヤマト」世代には絶大なる人気の映画だったようですね~
私の感想は「キムタクは何をやってもキムタク」ですね~爆
古代進にしては、少々軽いかもって言う感じでした。
でも映画自体はうまく作られていたと思います。
楽しめました。
しかし、トラさん同様、最後の森雪の子供は古代進の子供のようですが、
その当たりがかなり省略されていたように思います。
娯楽作品としては及第点でしょうね!ハイ(^-^)/
投稿: 華 | 2011年6月28日 (火) 20時11分
華さん、こんばんは。
いつもブログにお越しいただき感謝です。
キムタクのファンの人は、キムタクを見るために映画を見ているようなものなので、それで良いのでしょうね(笑)
でもね、1秒を争うようなきわどいシーンが前半に何度かあって、ハラハラドキドキさせられたのに、最後のキムタクと黒木メイサの別れのシーンは、時間が止まったように延々を続いているように感じました。
映画全体に流れる緊張感というようなものが、あのシーンのために間延びしてしまい、ちょっとガッカリです。それ以降は違った映画になってしまいました。
確かに、娯楽作品としては及第点ですが、映画としては、2時間で終わっていましたね。
それから、付け足したようなナレーションは余計だと思いませんか?
投稿: トラ | 2011年6月28日 (火) 20時26分
トラさんこんばんはです。まだ途中までしか見てませんが、
後半が楽しみな作品ですね。
確かに あの「放射能除去装置」がほしいですね。
東電は今日も復旧作業が止まって、想定外!! それ 以前に 計画通りにすすまない寄せ集め部隊の東電では 再建無理みたいですね。
ところで、デシベルではなくてベクレルとシーベルトベクレルですね。普通ミリ単位で。ラジオで知りました。
デシベル=Decibel、db 音の強さ(音圧レベル)や、電力の比較、減衰量などを表すのに使用
テレビのブースターの増幅 利得とかの単位ですね。
ベクレルとシーベルトベクレルは放射性物質が放射線を出す能力(放射能)の強さを表す単位で、
シーベルトは放射線を浴びた際の人体への影響を表す単位。らしいです。
3,11から盛んに報道するからやっと覚えました。汗
大阪からも数名仙台に会社から応援に行きましたが、報道で見た写真以上に悲惨です。みんな無くなってる・・。行けども行けども
ただただがれきの山ばかりだった。
神戸と比べられないくらいですね。今職場は住之江ドライビングスクールの向かいですので、南海地震がきたら
車をあきらめないとだめみたいです。しかしアメリカの震災以降の80キロ制限は さすがに情報が正確ですね。政府、民主党?保安院
最初からだめですね。あのカツラじゃ無いかと話題の保安院の説明者は不倫らしいし。爆
投稿: テリーちゃん。 | 2011年7月 1日 (金) 22時21分
ホントだ・・・
デシベルではなくてベクレルとシーベルトベクレルですね。
ベクレルに書き換えました。
ありがとうございます。
投稿: トラ | 2011年7月 1日 (金) 23時11分
久しぶりです!こんばんは!ヤマト見ました!
流石に良かったです!!
最初、森雪がアニメと雰囲気が違い戸惑いましたが
やはりこれはこれで、いい作品だと思いました!
見た感たっぷりでした!!
投稿: kogu | 2011年7月31日 (日) 21時52分
koguさん、こんばんは
私も期待しないで見ましたが、思いのほか面白かったです。
途中、何度もハラハラドキドキさせられました。
久しぶりと言わずに、時々覗いてくださいね。
お待ちしています。
投稿: トラ | 2011年7月31日 (日) 22時02分